MOLICE戦記ll -A Record of “MOLICE BATTLE”  second edition-

"MOLICE"ギタリストによる、日々の戦いの記録

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『NEUGRAVITY』全曲解説 5 「喜びの歌」(Pleasure Song)

2012/08/28 Tue [Edit]

景色の見える音楽が好きだ。
音楽で狂ったように踊ることもあるだろうし、泣くこともあるだろう。
恋愛の歌に共感して楽しむこともあるだろう。
音楽のあり方は様々だが、「景色が見える」というのは僕にとってはかなり重要な音楽の要素だ。
聴覚から入る音楽が一番刺激する五感は視覚なんじゃないかと思うことさえある。
音楽を聴いていると、目の前に色や映像が出てきて止められない事がある。
そんな音楽は本当に好きだ。
そして自分たちの音楽もそうありたいと思っている。

MOLICEはライブではノンストップでたたみ掛けていくことが多いが、
僕個人の感想としては、Rinko氏の作るミドルテンポの曲にもたくさんの名曲があると思っている。
1stアルバム『Doctor Ray』の「淡い風」とか「Love Song」とか、
2ndアルバム『Catalystrock』の「Monday Runs」や「祈り」とか。
そんな”ミドルテンポの名作”の新作がこの曲だ。

コヤマ氏のイントロのドラムパターンが印象的だった。
Rinko氏のリッケンバッカーが淡々とリズムを刻む中で、出来るだけ音を埋めたくない、と思っていた。
少ない音で、引っ掻き傷のような印象を、と思っていた。
淡々と曲が進む中で、語られる世界もまた淡々としていて心地よい。


Remenber 「強く」と誓いながら
Remenber 口を結んだ

僕が特に好きな歌詞の一節である。
この曲のサウンドと言葉が溶け合い、
ほんのりと苦みがある感じが、また良い。

自分の見える景色を説明するのは難しいのだが、この曲のドラムパターンがはじまり、淡々とエイトビートが刻まれる度に、荒涼とした、でも何だか懐かしい景色が見えて仕方が無いのです。
フィードバックでトリップするのとはまた別の、何とも言えない心地よさがこの曲にはある。











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『NEUGRAVITY』全曲解説 4 「透明まみれ」(Smeared Clear)

2012/08/09 Thu [Edit]

疾走感のある曲を。
ただ早いのではなく、「疾走感」を。
そう思っていた。

疾走感は僕らが追求してやまないものだ。
疾走感を表す時に、その方法はたくさんあると思う。バリエーションはいくつかあると思う。
その一つの形を示そうとしたのがこの曲だ。
「高速道路を走っているようなサウンド」
それがこの曲を完成させるにあたって考えた事だ。
Kraftwerkとは違う形で。

シャープなエイトビートが好きだ。
パンクやニューウェーブのバンドたちには、そういうエイトを持ち味にしていたバンドがたくさんあった。
ハイハットや、ギターの刻みの鋭さを聴く度に、しびれていた事もあった。
最近の音楽では、そういう音をあんまり聴いた事が無い。
BPMが早ければ疾走感が出るというものではない。
BPMの早さとしなやかさが同居しているかどうかだ。

過去のある時代を境に、そういうビートは激減したと思っている。
しなやかさを産み出す、技術的な問題もあったのだろう。
じゃあ自分たちでやってみようと思った。


しなやかなエイトビートを刻む、という演奏は
ある種の職人的な快感と恍惚がある。
そのためだけに練習するのも気持ちがよかったりする。

そんなエイトの感覚を、Rinkoは「透明」と名付けた。
正しいと思った。
鋭さは、痛さやひんやりとした感覚や透き通っていくような感覚を与える。
音楽は、印象と感覚だ。
演奏とサウンドは、その感覚の深い部分に伝わるものだ。
「透明」という感覚と印象。

抽象的だが、この抽象的な部分をくすぐるのが
音楽の醍醐味かもしれない。


フランジャーのエフェクトは、
僕なりのUKニューウェーヴへのオマージュという事で。




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モリス
その音楽と戦いの記録、と。

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