MOLICE戦記ll -A Record of “MOLICE BATTLE”  second edition-

"MOLICE"ギタリストによる、日々の戦いの記録

スポンサーサイト

--/--/-- -- [Edit]

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

音楽とお金 長文

2010/04/23 Fri [Edit]

『1Q84』第三巻を読み終える。
ニュースを眺めると、iPadの話題も賑やかだ。
書籍もやがては電子書籍になっていくのだとか、いかないとか。
ゲームも音楽も映像も本もアレひとつで済ませる事が出来るというのは単純に凄いなと思う。

読書は大切だと世の中では言われている。
で、ゲームはよろしくないと言われている。
僕自身は本の虫で週に三、四冊は読んでいて、
反面ゲームというものに興味がない人間なのだが、
本を読んでいる時間を何か知的で生産的な事をしているという意識は全くない。
ゲームはやらないので、それが体に悪いのかもわからない。
本を読む事は自分にとっては娯楽に近いものがあるので、
そういう意味ではゲーム好きがゲームをやっているような感覚で本を読んでいるのかもしれない。

本を読んでいる時にとても感銘を受けて、
本当に自分のためになった、
と素晴らしい感覚を抱く瞬間もあるし
反面クソゲーならぬ、クソ本も山ほどある。
楽しむ、という点では本もゲームもあまり差はないのかもしれない。

で、iPadみたいなものが出てくると、
その中では「知的な読書」も「脳を壊すゲーム」も
同じコンテンツみたいなものとして問答無用にくくられる訳だ。
価値観をぐちゃぐちゃにする訳か。

何が良いのか悪いのかなんて
その人にしか決められない。
良い読書と悪いゲームなんて勝手に決めさせてたまるか、と。


今やゲームもネットで落とせるそうなので、
音楽がそうなったように、
ゲームも本も、ネット上で消費され尽くすものになるのか。
まあ本に関しては元々図書館ではタダで読める訳だし、
そういう意味では僕は今まで膨大な量の本を消費している。


音楽の配信もそうだが、
こうしてゲームや本も手軽に配信されるような時代になってきて
「革命的だ!」と大騒ぎされるのだが、
それはつまるところ「お金の流れ方が」革命的に変わる、
という事が主に騒がれているみたい。
さっき言ったような価値観の転換、みたいな点には
あまり注目が無いような気もする。
また金の話か、と思う。
しかしお金の流れのマーケットの最終地点にいる我々お客にはあまり関係なく、
もちろん音楽や小説が本質的に何か変わる事はない。
つまり作者とお客の「間」で暮らしている方々にとってはエラい騒ぎ、
という事か。

僕らはお客であると同時に音楽の作者なので、
いくら音楽を創ってお金が入ってこないのは
困るなあ、と企業の社長のような事も心配するのだが
現実にそんな事はあまり起きていない。

どういう事かと言うと、
いい音楽を創ろう!と毎日身を削る思いで
練習したり、アイデアを練り上げたりして
音楽を創り上げる。CDにする。
ライブをする。
するとそれによって楽しんでくれた人は
ちゃんとそれに対してお金を払ってくれる。
幸いにして目の前でCDを万引きされた事はない。

これはある日の出来事のお話で、規模も小さいお話だ。
そんな量のお金でメジャーレーベルの社員さんを雇える訳もないし、
僕らの生活すら支えられない規模の金額のお話だ。
その規模を変えるのは作者の力量次第。

ただ、本来の根っこの話は
いいものを作りたいという人がいて、
楽しみたいという人がいて、
楽しめた返礼として
お金というすぐれた仲介者が使われる、というだけだ。
(お金という方法を発明した人は凄いと思う)


話が錯綜して来て、
言いたい事もたくさんあるのだが、
僕が言いたい事が伝わっているかどうか自信もない。

言いたい事のひとつは、

何かこう、
音楽というものは、
その真の姿は、

『とても精神的なものなのだ』

という事を今更ながら、
思いだした、という事です。

なぜ今更ながら、になってしまうかというと
仲介者であるお金の噂やその作業者の喧噪に気を取られていたからなのだろうな、と思う。
お金に罪はない。


音楽は精神の奥深いところから生まれてきて、
素晴らしい音楽は人々の精神の奥深いところにまで届く。

お金はただ音楽の為に人々の間を走り回ってくれている。
音楽がお金の為に走り回っているのではない。


そういう価値観の立ち位置を人間は簡単に見失う。


音楽は精神の深部からのみ生まれてくる。
それがわからないミュージシャンは今すぐ消え去るべきだ。
それが理解出来ない人間は芸術なんかに関わるべきではない。
そんな人間は音楽からもお金からもそっぽを向かれてしまうだろう。

という訳で僕は『1Q84』に喜んでお金を払った。
村上春樹氏にも、お金にも、感謝をして
読破させて頂きました。



この話はまだ続きそうなのでまた日を改めて。


 
スポンサーサイト

雑々

2010/04/14 Wed [Edit]

この一ヶ月で色々な事があった。
2ndリリースの当日には、インターFMに出演させて頂いた。
MTVでよく見ていたジョージさんがすぐそこにいて、
ピクシーズの話で盛り上がった。

JAPAN TIMESやメトロポリス誌にも取り上げて頂いたり、
ジャングル★ライフ誌にインタビューが出たり。
そしてレコ発ではたくさんの人が来てくれて本当に感謝です。
イギリスから来てくれた方までいて、本当に感謝です。

MOLICEは自営業なので、
渋谷駅にでかい看板を掲げてプロモーションする事も出来ないのですが
どこか遠くの国でラジオを聞いた人が
「Good luck!」というメッセージをくれる度に
本当に嬉しくなります。

我々はただ音楽の力だけをエネルギーにして進んでいる
ゲリラのような小部隊です。
装備も身軽な独立部隊です。
ただ最高のエネルギーを生み出す事だけを毎日考えています。
ゲリラはゲリラなりにどうやったら勝てるかを考え
目標に向かってひたすら進み、生き残る事を考えている訳です。
そんな我々を応援してくれたり、
力を貸してくれるたくさんの人たちに、
本当に感謝です。

音楽の力が軽々と国境を越えていく様を実感すればするほど、
次の作品にまた向かうモチベーションが湧いてきます。

セカンドアルバムを作り終えて、今どんな気持ちですか?
と聞かれるインタビューもあった。
色々な思いはあるが、
一番先に思う事は
「これで次のアルバムの事が作れます」
という事だったりする。


1stのベクトル、2ndのベクトル。
二つ目の方向に矢を放つ。
そして考える。
次に放つべき方向は、と。








Top
MOLICE戦記ll -A Record of “MOLICE BATTLE”  second edition-

プロフィール

TAKEDA YUZURU

Author:TAKEDA YUZURU
モリス
その音楽と戦いの記録、と。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。